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警察 『直…覚せい剤使用、及び所持の疑いで家宅捜査や!』
直は分かってた。
小さく頷いた。
私は今何が起こってるのかわからず、警察の言葉が廻っていた…
覚せい剤?直が…?
いつ?
直 『睦美、コーヒー入れてや、美味しいやつな。』
私 『当たり前やん!私が入れるコーヒーが1番美味しいんやから…』
と精一杯の笑顔で答えた。
直は、携帯に指差して写真を取られた。
警察 『睦美さん、ちょっと腕見せて…』
私は意味が分からず…
直 『睦美の令状あるんか?ないのに、そんなんするんか!』
と腕を出そうとした時直が警察に言った。
注射痕を見るためや!
私は、直が気を使ってくれたと思ったのと同時に腕を自ら見せ、写真も取られた。
直の印象が悪くならないためにも…
部屋の至る所を捜査された。
私の下着入れまで、事細かに調べてた。
コーヒーを持ち直の横へ座った。
直 『すまん、淋しい思いするやろうから、待ってやんでいいからな!』
私 『待ってるからな、心配いらんからな。大丈夫やから』
このまま時間が止まればいいのに…
抱き合って何回もキスした。
今は二人の世界…
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