初デート

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僕と小夜はお勘定を済ませて、そのお店を出た。 「ふぅ、満腹。 次はどうする?行きたいところある?」 「えっと、109に行きたいな」 「わかった、行こっか」僕たちは109に向かって歩いた。 また、小夜は腕を絡ませてきた。 109に着いた僕は店内に入った。 たくさんの服が並んでいる。 ガーリーな服やカジュアルな服、ちょっとハードな服……。 種類も様々あった。 僕はてっきり服が欲しいんだと思っていたが、迷わずアクセサリーのお店に入っていった。 そして、小夜は店内をぐるっと歩いて回った。 「やっぱりコレにしようっと」 と言って、シルバーのペンダントを手に取った。 僕にSのイニシャルペンダントを渡し、小夜はTのイニシャルペンダントを持った。 「てっちゃんが小夜のSをつけて、小夜がてっちゃんのTのペンダントをつけていたら、いつも一緒にいるみたいでしょ」と言って微笑んだ。 小夜が僕のことをそんなふうに想ってくれていると、分かってなんだかうれしかった。 早速、そのペンダントを購入してつけてみた。 キラキラと輝いて、きれいだった。
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