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これから、僕の恋物語をお話します。
僕の名前は五十嵐鉄平。
あれは、一年前のクリスマスの夜。
僕は彼女のミカにプレゼントを渡すため、都内のとあるレストランを予約していました。
そのレストランに7時に待ち合わせをしていたので、僕は胸を膨らませて15分前にレストランに着きました。
レストランに着いた僕は、ミカが来るまでレストランのドアの近くで待っていました。
すると、ミカが長い髪をなびかせ、白い息を吐きながら、やってきました。
道向かいまで息を切らしてやってきたミカは、僕を探しているみたいで、辺りをキョロキョロしていました。
僕はここだよ、と言わんばかりに高く手を上げて振りました。
そんな僕を見つけたミカは嬉しそうに、走り寄ってきました。
すると、ミカめがけて一台の車が猛スピードでやってきました。
僕は思わず「ミカァ~!」と叫んでいました。
その声はミカには届かず、ミカは車に衝突されました。
僕は無我夢中でミカに駆け寄りました。
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