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お~いユキ~。
そんなに叫ばなくても聞こえるって
心の中で呟いた。
振り返れば、雫と霞がこっちに向かって走って来る。
家が近所なだけに登校時間がかぶる。
また今日も朝から騒がしい日が始まるなと憂鬱になった。
「おっはよう!」
耳下で叫ぶな、耳が痛い。
「雫、うるさいよ」
軽く注意したが聞く気配はない。
セミロングの髪の毛をツインテールにし本人と一緒に揺れている
やれやれ
「おはよう、ユキ」
ああ、おはよう、霞。
答えを返した相手はもうひとりの幼なじみの霞。
ちょっと短めのセミロングの髪の毛、そして少したれ目な幼なじみ。
一見年よりも幼く見えるが頭は良いんだ。
何より頭が固い、
学校帰りの買い食いはダメっていつの時代だ。
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