いざ、次の街へ

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ひそひそと話している二人。 見守る俺と雫。 霞の声が聞こえた… 「男はね、狼なんだよ」 なんつー事吹き込んでるかな? 霰も言ってるのが聞こえる。 「お兄ちゃんは狼じゃないよ。だから大丈夫。」 意味をはき違えてるな……きっと… そうこうしてるうちに雫は飽きて、叫んだ。 「そんなことをどうでも良いよ。一緒に寝たいなら寝ておいで。」 …無責任な! 霞も頑として聞こうとしない霰に諦めたのか「気をつけてね?」と霰に言って、雫と話している。 俺は疲れたのでさっさと小屋を創る事にした。 「お兄ちゃん、今日もボク一緒に寝たいんだ。迷惑かな?」 女の子ってズルいよな… 今更断れないので仕方なく了承した。 こうして初日の野宿?は過ぎていった…
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