華の街、アルベイン

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道中、焦ったり、困ったりで色々大変だったが、なんとか次の街へたどり着いた。 とりあえず、早速俺は休みたかった。 結局、三日間とも霰と寝たのだ。 俺達は、拠点とするため、宿屋を探した。 かなり大きい街で、日も暮れてきていたので、迷いながらも、やっと発見した。 俺達は、早速中に入り、情報を求めた。 宿屋のカウンターのお姉さんに、霞は言う。 「あの~…隣の街から、盗賊退治の依頼を受けて来たのですが…」 宿屋のお姉さんは笑顔になり、「街長(まちおさ)から聞いています。隣街のエルロンのモンスター退治をこなした、と。」 …そういえば、俺達は最初の街の名前を今、初めて知った。 霰は知っていたのだが、俺達は知ってると思ってたらしい。 「あなた方は無料で宿泊させるように。と街長から伺ってます。今日はゆっくりと休み、明日、街長の所へ向かって下さい。」 と宿屋のお姉さんは教えてくれた。 好意に甘え、今日は休むことにした。
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