華の街、アルベイン

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とりあえず、俺達は部屋を割り当ててもらった。 「生憎ですが、ダブルの部屋が2つしか空いてないんですよ。申し訳ありません。」 宿屋のお姉さんは申し訳なさそうに言った。 宿屋でも霰と一緒か… 嫌ではないが、なんにせよ、気をつかってしまう。 道中は休まる事も少なかった。 「えへ、またお兄ちゃんと寝れるね。」 終始、笑顔の霰がいる。 いつこんなになついてくろたのだろうか… 皆は寝るには早く、遅くまでは禁止だが自由行動を開始した。 雫は早速、お姉さんにショップの場所を聞いていた。 霞はとりあえず、街中をぶらりするらしい。 霰は俺と行動したいのか、くっついている。 …嘘じゃない……本当に背中に貼り付いているからだ…
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