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俺は、もう一晩時間を下さい。
準備やら装備を、整えなければならないので…
また明日ここに来ます。
と街長に伝え、家をでた。
先ず、最初に4人で向かった所は、防具屋だった。
昨日の自由行動で、霞が発見していたようだ。
俺は、霰、霞、雫の順に防具を揃えていった。
霰と雫は、動き易そうな胸当てを。
霞は多少動き辛いが、防御力の高いチェインメイルを。
実際に、刀なのだから意味は無いかもしれない。
俺は気休めの為に皆に買っていた。
一方、俺は防具をいらないと、三人に告げる。
「ユキ、ちゃんと装備しなきゃ…」
霞が説教を始める。
「お兄ちゃん、ボクも心配だよ…」
霰は涙すら浮かべている。
雫だけが…
「…ユキ…覚悟したんだね…」
俺は頷く。
…一撃で倒す事。
何より…皆に危険が及んだときには……
その緊張感を、持つ為に、俺は防具を拒否した。
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