忘れえぬ心…

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私は覚えてるよ… 君は覚えてるかな…? みんなあの日泣いたよね… 今でも信じられないよ… 君のお母さんが亡くなったあの日… 信じられないな… 昔からよく家に遊びにいくと優しい笑顔で迎えてくれて… 二人目のお母さんみたいな感じで… そんなお母さん… 数年前突然入院して、退院しても会えなかった… それから時はたち… ある日 「母さん…が倒れて…峠みたいだ…」 いてもたってもいられずに仕事に身が入らない… 激しく動揺… 上に事情を必死に説明して常に携帯取れる状態にして仕事をしてた… 仕事終わり一時間前くらいに携帯が鳴る… 恐る恐る取ると… 息を引き取った… 何も考えられずその場に崩れ落ちる… 自然に涙がでる… 職場に説明して早くあがり 通夜にスーツに着替えて… 行くと受付に妹がいた… 普段は笑顔で強い気構えの妹の目が赤く腫れ上がってた… 私と目が合うと… 笑顔で 「お母さんが…」 また涙を浮かべて… 三年ぶりに会った彼女は少女から女性とゆう言葉が似合うようになっていたが、私の前では変わらない…
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