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だけど───。
「次はアナタだね?私の友達になるのは?」
この場に会わない様な笑顔で言われた。
それに私や舞を含め、全員が凍り付いた。
「離してくれるかな?舞?」
「っ……!!」
まるで腫れ物にでも触る様な舞に、相原さんは気にする事も無く呟いた。
「…舞、楽しみにしててね…?」
誰も聞く事が出来なかった。
相原さんは自分の鞄を手に、教室を出て行ってしまった。
「舞…平気?」
「…………」
「…舞?」
「亜紀、アンタ…最悪な奴と友達になったね?」
「…………」
「…アイツ、頭がおかしい」
舞の言葉に、全員は無言だったけど…内心、納得してた。
その夜…舞は忽然と消えた。
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