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休み時間にもなると、颯爽とクラスの子が後ろに集まって来た。
転校生・相原永久の所に。
「ねぇ、どこの学校から来たの?」
「何で転校して来たの?」
「カレシとかいるでしょ?」
後ろで好奇心の声が響く中、私はさっさと教室を出た。
そんな私に深雪が着いて来た。
「亜紀~何処行くの?」
「ん?別に…五月蠅いからさ」
「分かる、分かる~少し静かにやらない?って感じ」
「深雪は行かないの?」
「私、あの子苦手」
暗そうだから~と笑う深雪に思わず笑ってしまった時、
「藤堂さん…」
控え目の声で呼ばれて、振り替えると…相原永久がいた。
さっきの事もあり、冷や汗をかく私達に相原永久が言った。
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