40人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、あの………友達になって頂けませんか?」
「…は?」
思ってなかった言葉に、私は惚けた。
そんな私の手を取って、相原永久は続ける。
「…その…私、分からない事が多いから…それで……友達になって頂けませんか?」
「………別に良いけど…」
「本当ですか!!嬉しい~!!」
私の手を強く握りながら言われた。
それに深雪は言う。
「相原さん…悪いけど、私ら用事があるから…」
「ちょ…深雪!!」
深雪は私を引っ張って、歩き出してしまう。
少し気分の悪そうな深雪に聞いてみた。
「どうしたの?深雪?」
「あの子…変だよ」
「え?」
「あそこでも、聞けば良いのに…変だよ」
任されてる私なら平気だったとか?と、内心思ったけど………深雪が正しかったと…翌日から思い知らされた。
最初のコメントを投稿しよう!