40人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよう、亜紀」
翌日、私が来ると同時に、相原永久に挨拶された。
てか、呼び捨てだし。
「おはよう、相原さん」
「やだな~永久で良いよ?亜紀」
ニコニコと笑って、私に抱き付いた。
流石に引く訳で、無理やり引きはがした。
「どうしたの?亜紀?」
「…あ、私、職員室行くから…」
一緒にいたくない一心で嘘吐いた。
そんな私に、笑顔で言われた。
「じゃ、私も行く」
「…え?」
「一人じゃ寂しいから行く」
「あ、ごめん…先生に大事な話があるから、一人で行きたいし……皆と話してなよ~」
しどろもどろになりながらも、私が言うと…相原永久は聞いた。
「大事な話って、何?」
「…………」
「友達の私にも話せないの?」
友達って…こういう時に使う言葉?
頭が痛くなって来た…。
そんな私に救いの手が飛んで来た。
最初のコメントを投稿しよう!