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ある日僕らはいつものように空き地に集まった。
すると松ちゃんが、
松>みんな土管の中に隠れるんじゃ!
僕、さ>なんで~?
松>いいから!早く!
あまりに松ちゃんが急かすので僕らは土管の中に入った。
松>これ誰にも言わんか?
僕>言わん!
さ>言わん!
松>約束やぞ!
僕>うん!
さ>うん!うん!
松>じゃ、これ!
松ちゃんは僕たちに小さな布の包みを渡した。
中には何か入っている。
僕>なにこれ?
松>開けてみ!
さ>米じゃ!!
僕>どうしたんじゃこれ!?
松>心配ご無用!実は先公の奴等が学校で白飯食うとったんじゃ。で、下を見たら馬鹿な奴等じゃから米をポロポロこぼして居ったんじゃ!それを拾うて来たわけよ~!
僕>凄いなぁ!松ちゃんは~!
さ>でも先公に見つかったら大変な事になるぞ!
松>だから~馬鹿な奴等と言うとるじゃろが!
大丈夫!大丈夫!
僕>これ今日と明日のおやつにしよ!
松>それ良いなぁ!
さ>うん!そうしよう!
そしてみんなで今日の分の米を食べた。
残りを見つからないようにレンガで隠した。
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