柔道部入部

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次に大紀が 『なんで、どうしてなんだ』 と聞いてきた 『今日、柔道部を見てて入りたいと思ったんだ、それに俺が部活に入りたいのは体力を付けたいからだし』 と答えると 『そうか、分かった。ただ入部するなら三年間ちゃんとするんだぞ』 と言ってきた。 大紀もお母さんに負けず劣らず良い性格をしている。俺と大紀は性格がそんなに変わらないのでなかなか仲が良い、直助と陽介とはほとんど性格が違うので仲良くは無かった。そんな兄弟を束ねているのが大紀だ。大紀は父親が居ない俺にとってまるで父親のような存在でもある。 直助は 『俺は拓也がやりたいなら良いし応援するよ』 と言った 直助は余り人に干渉的にならない性格だ。今は中学校生活最後の大会に向けて一直線なのでますます磨きがかかっている。 陽介は 『いいんじゃね』 の一言、まぁ陽介らしい言葉だ。性格は直助とほぼ一緒なので説明はしない。ちなみに陽介は俺以外の兄貴にはなついている。まっ簡単に言うと俺が嫌われている。
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