旧友

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「なにしてるの?ゆみ」 ふりむくとまゆみがいた。 「ううん。なんでもないよ~」 ちからなく答えた。 「彼?なんかあった?」 するどいやつめ 「なんも~」 「そか、かっこよかったよねぇ」 「そかぁ?」 まあ、中学のときは、もててたよなぁ。 「ゆみのタイプじゃないの?」 (^_^;) 「タイプというより、似た者同士かな」 「そうなんだ」 ん?まゆみがおかしい。惚れたかな?(笑)。 ふたりは、片付けをすませ、帰る用意をしていた。 ブブブブ… 「あ、電話…ん!?孝平だ…はい。え?これから?ん、わかった。…じゃ、三ノ宮のそごう前で…うん」 「彼から?」 後ろからこえがした。 「うん、なんか話あるからって。行ってくるね!」 「うん」 着替え途中のまゆみを残し、孝平のまつ場所に向かった
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