はじまり

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店は神戸の三ノ宮の裏通りの寿司屋。 ちっこい店… うまいもんて… 三人は、がっかりという表情をしていた。 「おまえら、顔にですぎ(笑)」 扉を開けてはいると、カウンターで10席あるかないかの店内が目に入った。 狭っ!! 「いらっしゃい」 店員さんの元気な掛け声。 「予約してあったんだが」 「うかがっております。」 予約もなにも…誰もおらんやん(笑) ばかにした目付きでみまわすと… !! すべて予約席。 え?なにここ?! 「びっくりしたか?なかなか予約もとれない店なんだぞ?」 と得意そうに言った。 振り替えるとまゆみとあかりがキョロキョロしていた。 「どしたん?」 「ここ…メニューに金額ない」 は? 「そや、ここは全部時価やからな」 「客次第で、ぼったくり?」 しまった!つい本音が… 「お客様は、おきれいな方ばかりなので、お安くしときますよ(笑)」 と、店員さんに笑われた。 はずかしぃ~。 顔から火がでそうになりながら、席についた
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