はじまり

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カウンターの端にちょこんと腰を落とし、下を向いてすわった。 「好きなもの食べなさい」 「はあ~い」 まゆみとあかりが明るく答え、私は、下を向いていた。 がらがらがら… 寿司屋の扉が開いたのを、遠くに聞いて、もそもそとお寿司を食べていた。 「ゆみ、どおしたの?」 あかりが声をかけてきた。 「お寿司たべてる」 …( ̄▽ ̄;) 「そうだけど…(笑)」 「なに?」 「取引先の相手、超男前。」 あかりが、小声で囁いた。 ん?男前? みてやろうじゃん。 「どれどれ~」 !?ん? はて?! カウンター奥に背広の男がいた。 確かに男前。でも、 どっかでみたぁ…ん? 席を乗り出し、睨み付けるような視線を、男も感じたのか、私を見た。 やべ、目があった! 「…ゆみ?」 へ!? 「ゆみか?盛岡ゆみか?」 …。 …だれだっけ?( ̄▽ ̄;)
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