ティータイム

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ライ王子も久しぶりだから挨拶に行く、と言ってセルジュ王子と共に国王陛下の元へ行った。 さて、私は急いでお茶の用意をしないと。 お茶をするのはいつも決まって私の部屋…の隣の空き部屋。 そういえば前に、どうして私の部屋ではなくその隣の部屋なのかと聞いた事があった。 『女性の部屋に男二人が入るのはちょっと…』 別に私は気にしないのに…。 でも、王子二人を自分の部屋に招くだなんておこがましいか。 そうやって悶々と考えてる間にも、お茶の支度がととのっていく。 慣れだな~。 今日用意したのはミルクティー。 丸いテーブルにレースのテーブルクロス。 小さなかごに焼いたクッキーとカップケーキを入れてテーブルの中央に置く。 もう一つ、初めて作ったお菓子も別容器に入れて置いた。 そこへタイミングよくやってきた二人の王子。
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