大切な家族
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「それに……それに!すずには、にいちゃんっておともだちがいるもん!」 そう言う鈴は真っ赤に冷たくなった頬で、ぼくに笑ってくれた 瞬間、のどの奥でつっかえていたものが、すぅーっと楽になる感覚がして、ぼくはたまらず下を向いた
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