羽のない小鳥

6/10
前へ
/30ページ
次へ
「それじゃ,私帰るけど,咲はどうする?」 「あっ,私先生に呼ばれてるから,行かないといけないから。」 「うん,わかった。」 高橋は,カバンを持つと教室から出ていった。 俺は,考える間もなく,カバンを持つといつの間にか高橋を追いかけていた。 「高橋‼」 高橋が振り返る。 「なに?」 高橋は話した事もない俺に呼ばれて,驚いた顔をしていた。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加