無知

3/4
前へ
/21ページ
次へ
中学校入学。 色々な小学校から集まったので、男子は選り取りみどりな状態だ。 私は片っ端からときめいた。 どうやらお調子者がタイプらしい。 たくさんときめきはするものの、大した恋愛はせず3年生を迎えた。 中学3年生といえば、もうみんな彼氏がどうとか、キスだエッチだと青春を楽しんでる時だ。 そんな中出遅れた私。 でも恋をした。 男子を意識しまくりで男友達がいない私には1番身近な男子だった。 まさかコイツを好きになるとは… そう思った。 修学旅行も同じ班になれたし、徐々にではあるが仲は良くなっていった。 そんな時、私の親友寛子がその男子(裕二)を好きになった。 私は応援した。 しばらくして寛子が裕二に告白した。 元々裕二は色恋に興味がない男子で、告白されても無関心だった。 何週間か経ったが裕二から返事はない。 寛子は自分から聞いてみた。 答えは『ごめん』の一言だった。 寛子はなんとなく分かっていた様子で、そこまで落ち込んでいなかった。 その時は…。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加