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そして一般入試合格発表前日。
中学の卒業式だ。
私は山高には受からないと思い、思い切って裕二に告白する事にした。
式後、第2ボタンをもらう為に呼び出した。
今までにないくらいの緊張で裕二に第2ボタンを欲しいと伝えた。
裕二はあっさりくれた。
それだけで舞い上がり、満足して帰宅した後に思った。
『通じてるのか…??』
結局メールで気持ちを伝えた。
やはり裕二は分かってなかったようだ。
でも裕二の答えはOKだった。
嬉しかった。
初めての彼氏。
中3の終わりにようやく訪れた青春。
これで高校が別々になっても大丈夫だと思った。
私はもう山高を諦めていた。
裕二とどんなデートをするかで気持ちは盛り上がっていた。
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