黒猫

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ザー…………… 「うわッ!!降って来た!急げ~!!」 俺は時川 空 トキガワソラ (高2) 学校から帰ろうとしたら雨が降って来たから、只今走ってる最中。 ザァァァァーー… バチャバチャ… 「やべぇぇ!ιこーなったら…」 思い切り走ろうとした瞬間。 「ニャ~…」 「ん??」 鳴き声がした方を見て見ると、黒猫がいた。 「…可哀相だな…捨てられたのか…」 俺は雨が降っているにも関わらず、何分か黒猫の前で悩んでいた。 (…飼うか飼わないか。どっちだ…。でも俺一人暮らしだし、そんなに金に余裕ないし。 でもここで俺が飼ってやらなかったらこの猫は………) …………… 「よし!!!」 俺はそう言うと段ボールに入っている猫を抱えて走り出した。
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