伝言板

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頭が混乱する。   青天の霹靂とはまさにこの事だ。   怒りや、謎や、不安…いろんな感情だけが頭を支配する。   その時、プシューという音がして、現実に戻された。   いつの間にかバスは来ていて、目の前には開いたドアがある。   ひとまず携帯を閉じ、バスに乗り込む。   マナーとして、バスの中では携帯は触らない主義だ。   だが、今日はあの伝言板が気になって仕方なかった。   悪いとは思ったが、携帯に手をかける。   パカっと開くと、何故かバックミラー越しに運転手と目があってしまった。   運転手は一瞥しただけだったが、   『バスの中で携帯使うな』   と、言われた様な気がして、携帯をポケットにしまった。   学校のバス停に着くまで、頭から伝言板の事が離れることは無かった。
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