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母が僕に言った。
母「父さんは仕事の頑張りすぎで少し疲れたから…今日は家で休むらしいわ…」
どうやら父は突然仕事場で倒れたらしい。。
母の声は暗くて重かった。。
父の顔もしんどそうだった。。
部屋から出ようとした時父が吐血した。。
母はすぐに病院に電話した。
家に救急隊員が来て父を救急車に乗せ病院へと運んだ。
僕も側についていた。
病院につくと父はとてもつらそうな顔をしていた…。
僕は心配になり父に…
僕「父さん…大丈夫⁉」
と声をかけると父は…
父「大丈夫👍すぐ元気になるよ✨」
と微笑みながら言った。
僕はすぐに言い返した
僕「どこが大丈夫なんだよッ…本当に元気になるのかよッ…」
すると父が言った…
父「俺が嘘を付いた事があったか⁉⁉」
僕は泣きじゃくりその言葉を信用するしかなかった…。
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あれから三年、もう僕も中学生だ。
もうあの頃の元気な父はいない……
あの時父がついた嘘が最初で最後の嘘であり、こんなにも辛い嘘になるなんて……
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