0人が本棚に入れています
本棚に追加
男「‥なのに‥なんだって又‥よりによってこんな日に呼び出さなくたって‥」
俺の目の前の男が苦々しい表情で愚痴っている‥
俺「まぁ、そう言うなって!こんな日だからこそ!
独りっ切りってぇのは‥分かるだろ?
ってか、お前だって、今日辺りは予定なんか無いんだろうに!」
男「そりゃまぁ‥そうですけども‥だからと言っても‥常識ってモンが‥」
俺「いちいち、ウルサいねぇ(ムカッ!)
嫌ならサッサと帰れよ!要らねぇよ!お前なんか‥」
男「(呆れ顔)自分で‥自分で勝手に無理やり呼び出しておいて!
帰れよとは何ですか!(怒)
コッチだってね!色々と都合を付けてから出て来たんですからね!」
俺「なんだぁ!?逆ギレすんのかよ!お前!?
呼び出しくらって、出て来たんなら、素直に言うことを聞けよ!
何だよ!その恩着せがましい態度はよ!」
男「わざわざ、出向いてみたら‥ハッ!
寂しい独り者の[酒の相手]をしろ、だなんて‥馬鹿馬鹿しい限りですよ!まったく!!」
俺「だから、嫌なら帰れよ!
嫌々、相手になんかされたら余計に惨めになるだけじゃねぇか!!(激怒)
酒が不味くなる!消えちまえよ!」
男「えぇ、それが[望み]とあらば、従いますよぉ?私は!
けど、本当に良いんですね!?
その[望み]で?‥」
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
男「‥まったく、最近のヤツと来たら‥ロクな人間じゃ無い‥
うへぇ‥讃美歌かよ(汗)
早い所、魔界に帰ろう‥
じゃ、契約通りに‥[望み]を叶えた[代償]に‥魂を頂きましたから‥
‥安っぽい魂だなぁ‥コレ‥(ため息)」
男の姿が消える‥
END
最初のコメントを投稿しよう!