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するとメフィーストはそばにあった紅茶を一杯飲み、話しだした。
「そうじゃの、そろそろ君達を呼んだ理由を話そうかの。」
メフィーストはみんなの聞く準備ができるまで待ち、再び話し始めた。
「まず率直にいうが実はこの世界、『キアズディフィート』は十年前突如現れた『ネメシス』と言う謎の軍団によってわずか五日間でこの世界の約70%を侵略されてしまったのじゃ。」
光太達は皆驚愕したのか一瞬表情がこわばった。
「じゃがなんとか残りの30%はその国ごとに強力な結界をはったから生き残れたものの、被害はとても大きかったのじゃ。」
光太達はその事実を知り、思わず食べる手が止まってしまった。
「だがその結界も3年前くらいから効果が弱くなってきての、そろそろなんとかしなければと思ったわしはこの城にある図書館で色々調べたのじゃ。じゃがこれといってよさそうなものはなかなか見つからなかった。」
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