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キーンコーンカーンコーン‥
学校の始まるチャイムがなった。
?『起立っ!礼っ!』
堅苦しい号令をかけたのは担任の大屋先生である。
大屋『今日も一日頑張りましょう。』
それだけ言うと大屋は教室から出て行った。
?『毎回思うけど、大屋ってほとんど話さないよなぁ~真一?』
と、真一に話し掛けてきたなかなか体付きの良いこの黒髪の男は親友の長谷川直矢(ハセガワ ナオヤ)である。
彼も結衣と同じで真一の幼なじみである。
ちなみに直矢の魔道具は風属性の《迅槍ニンブルファイス》。
真一『まぁ~、別にいんじゃねぇ~?』
と、直矢の問いに素っ気なく返事した。
どうやらさっき結衣に言われたことで頭がいっぱいなようだ。
直矢『そんな気にすんなって!もしかしたら今日の菊地は優しいかもしれないぞ?』
直矢は精一杯のフォローをしたが、真一から返事がない。不思議に思いながら、真一の顔を覗くと椅子に座って綺麗な体制のまま真一は熟睡していた。
直矢『ダメだこりゃっ!』
直矢は真一が寝てるのを見て呆れてしまった。
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