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結衣は納得のいかないまま、実技の授業は終わった。
ちなみに直矢も結衣に負けないくらい強いため、圧勝していた。
真一はその日、学校が終わるまで起きなかったらしい。
キーンコーンカーンコーン‥
大屋『起立っ!礼っ!』
大屋が帰りの挨拶をしに来た。
大屋『それではみなさんさよおなら。』
真一『ぷっ!あいつ最後おならって言ったぞ!』
直矢『お前もう怪我の方は大丈夫なのかよ!?てか、服は着なくていいのか?』
真一『平気平気♪俺は不死身だから服なんか着なくてもいいのだぁーっ!!』
朝とは打って変わってテンションが高い真一は、上半身裸で帰ろうとしている。
結衣『‥‥。』(あんな顔の真一は初めてだった。それに怪我だって大してしてないみたいだし‥。)
直矢『ま、まぁいいや!それより帰ろうぜ!!おい、結衣も行くぞ♪』
結衣『へっ!?あ、うん。帰ろう!』
真一『何キモい返事してんだよ!変な結衣だな~。』
真一はいつも通りのヘラヘラ顔で結衣に言った。
結衣『う、うっさいわね!あんたなんかに言われたくないわよ!!』
直矢(な、なんかいつにも増して結衣荒れてんなぁ~。なんかあったのか?)
真一(なるべく今日の実技の事、感づかれないようにしないとなぁ~。)
それぞれの思いを抱えながら、三人は学校を出た。
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