イブの告白

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毅のことを想ってみる。 胸が苦しい。 なんで?……好きだから? 男同士なのに? ……でも、今の僕は女の子なんだよ? じゃあ、女の子としては……? 「……好……き?」 気付いてしまった。僕が、女の子として、毅のことを好きになっているのを……。 きっと、毅と同じで、僕自身女の子だったら良かったのにって、心のどこかで思ってたんだ。 ……だから、この体が変わっても、楽観的でいられたんだ。 ……どうして変わったのかは、わからない。でもきっと、変わって良かったに違いない。 「僕も好きだよ……。これから、よろしくね」 だから、答えを出した。 もう興味など無くしたと思っていた“クリスマス”が、今日はとても良い日に感じられた。
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