二日目

2/4
前へ
/43ページ
次へ
今日成功すれば、無事に終わる。 学校に来る途中、昨日は気が付かなかった嫌な視線を感じたけど、全部無視。……でも、メイド服で街中を歩く自分もいけないと思うんだ。 学校に着いたら、十二時を過ぎていた。 「おお!拓美ちゃん。随分遅かったな」 「あんまり早く来ても、やること無いしね」 「って言うか、その格好でここまで来たのか?」 「……うん。着替えは持ってきたけど」 「敢えて、何も言わんよ。……それで、体の方は大丈夫か?」 「お察しの通りだよ。女の子になってる……」 隠す必要もないので、さらっと言っておく。 「そ、そうか……」 あんまり、突っ込んで聞かれたくもなかったのもある。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

247人が本棚に入れています
本棚に追加