イブの告白

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しばらくして、毅の家に着いた。 「お邪魔します」 「どうぞどうぞ。相変わらず小さくて汚い部屋だけどな」 「そんなことないよ」 確かに、一人暮らし用の部屋なのだから、小さいのは仕方ないけど、奇麗に片づいていて、汚いとか狭いという印象は無い。 二人で、お菓子をつまみながらゲームをして遊んだり、あんまり飲めないお酒を飲んでみたり……そんなことで、すぐに時間は過ぎていった。 クリスマスイブに、男二人でいるなんて世間から見たら悲しいものなのかも知れないけど、僕にとっては去年よりも断然楽しくて……。
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