イブの告白

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目からは、とめどなく涙が溢れていた。 「……考えさせて。……明日には……決断できると……思うから」 「できれば、今決めてくれないか?」 そう言って、毅は僕を抱きしめた。 「…………」 大学に入って、友達ができなかった僕に最初に話しかけてくれた人……。 嫌がってるのに、わざわざちゃん付けで僕のことを呼んで女の子扱いする人。 ……そして、僕の唯一無二の親友。 僕は、その人に対して、どんな感情を抱いているのだろう?
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