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  「お前ら先に行ってて」 ナオヤは俺と結恵に言った。 『え?』 「俺、もう少しヤス待ってるからお前ら先行っとき。結恵寒いゃろ?女の子にずっと待たせてんのも悪いしな。場所は××でぇえんゃろ?」 「場所はそこやけど、私大丈夫ゃで。気にせんといて💦」 「行っときって。他の子らも退屈しとるゃろし、先にご飯頼んどいて。ヤスに連絡ついたら俺もすぐ行くし。結恵一人で行かせるの危ないから、タケにちゃんと連れてってもらぇよ」 「大丈夫ゃのに…ん~じゃあ先に行っとくで」 結恵とナオヤは二人で話しを進めていった。 俺はその話をただ聞いているだけだった。 すると、ナオヤが俺の腕を掴んで引き寄せ、結恵に聞こえなぃように囁いた。 「おぃ、せっかく二人になる時間作ってやったんゃから、しっかりやれょ」 そう言うとナオヤは俺の背中をバシッと叩き結恵のいる方に押した。 「何?」 結恵は不思議そぅに俺に尋ねた。 『いゃ、何でもなぃ』 俺は結恵に見つめられ、顔が赤くなっていくのを隠そうと結恵から目線を外した。 「じゃあ、先に行っとるね。また携帯に連絡して。行こっか、三神君?」 『あぁ』 俺達は二人で歩き出した。  
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