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俺は後頭部を誰かに殴られた。 頭を押さえ、うずくまっていると後ろから声がした。 「何バカ笑いしてるんょ!!このアホ!!!」 その声に聞き覚えがある俺は振り返った。 俺の後ろに立っていたのはアサミだった。 『あ~さ~みぃ~[★]!!お前[★][★]!!何すんねん!!』 「タケがバカな事言ってるからゃん!!だっさっ!!」 俺達が言い合っていると 「アサミ!!心配したゃん!!全然連絡くれんから!!」 と、結恵は怒った。 「ごめん、結恵。何回もしようとしたんゃケド、忙しかってん。それに終わってすぐ来たから、携帯見てなかった💦てか、見てぇ~、走って来たから、途中こけたしぃ。アハハ」 「あっ!!ホンマゃ!!アサミちゃん足カラ血出てるょ!!」 ミサがアサミの足の傷に気付き慌てる。 「こんなん全然大丈夫ゃし、心配せんといて」 と、アサミはミサに笑いかけた。 『…』 「何ょ、タケ?その目!!」 『ホンマにこけとるし!!ドジ過ぎゃろ。やっぱドジミゃな』 「うるさぃな、タケ!!ドジミちゃぅしぃ!!!」 と、アサミが俺に殴りかかろうとした。 その時…      
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