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そうこうしていると、アサミが帰ってきた。 アサミはみんなに謝り、席についた。 『アホ、何迷っとんねん』 と、俺はアサミに言った。 「…うん、ごめん」 アサミはいつも言い返してくるのに、素直に謝ってきた。 (??) 『どしたん?おま…』 「で、これからどぉする?」 俺がアサミに話すのと同時にナオヤがみんなに尋ね、俺の言葉はもみ消された。 すると酔いがまわっているヤスが言った。 「二次会行こうぜ!!アサミちゃん合流すんの遅くなったんゃし、みんなでカラオケでも行って盛り上がろぉぜ!!」 「ん~?どぉする?」 と女達は相談し始めた。 平日真っ只中で、明日も学校がある。 時間も遅くなって来てるので、彼女達は迷っているのだ。 「私は行く!!ヤス君がせっかく言ってくれてるし」 と、アサミは言った。 「さっすがアサミちゃん!!話わかるねぇ~」 その後の相談の結果、ユリとミサは実家に住んでいて、家も遠いということもあり、帰る事になった。 そして結恵は 「私は残るね。私が言い出した事ゃし、最後まで付き合いますょ笑」 と、言う事で残り組に決定。 俺は結恵が残る事を素直に喜んだ。 そしてもう一人喜ぶ奴がいた。 …ヤスだ。 「まぢ!!やったね!結恵が残るんやったら、俺頑張って歌いまくろ!!」 と意味わからん事を言い、テンションが上がっていた。 (てか、なんで名前呼び捨てになってんねん) と、少し苛立ちながら俺達はユリとミサを駅まで送り、カラオケに向かった。
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