幼なじみ

11/15
前へ
/121ページ
次へ
俺はトイレで一息つくと、アサミの元に戻った。 スースー スース- 薬が効いたのかアサミは眠っていた。 (寝たんかょ…) 俺はベッドの隣に座り、アサミを見た。 アサミはモデルのようなスタイルでぁり、色白でまつげも長く人形のような顔立ちだ。 『喋らんかったらお前も可愛く見えんのにな…』 と、俺は呟きながらアサミの髪を撫でた。 「ん~ん~…~タケ…?」 アサミは目を擦り、俺の方を見た。 俺は頭を撫で言った。 『今日はお前に付いててやるから、安心して寝ろ』 「ぅん、ありがとぉ」 と、アサミはニコッと笑った。 そのあと、アサミは言った。 「小さい時みたいに手繋いでてくれる?」 『…アホ、調子のんな』 と、俺が言うとアサミは泣きそうな顔になった。 (ホンマ手のかかる幼なじみやで) 俺はアサミの手を握った。 その時、アサミは今までにない笑顔になった。 『ほら、はよ寝な』 「うん」 そして沈黙の時間が流れた。 何分か経った時、アサミが口を開いた。  
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加