記憶

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「俺はどぉしろと…」 猛が走り去った後、そこに残された大量の荷物。ナオヤはしばらく猛が走って行った方を見てボー然と立ち尽くした。 (とりあえずアサミちゃんの家行かんとな…) ナオヤは大量の荷物を抱え、アサミの元へ歩き出した。 ------ ------------ 俺はツグミに出会ったスーパーへ走って向かった。 スーパーに着くと、辺りを見回しツグミを探したが見つからない。 (もぉ帰ってもたか…) 俺は諦め店を出ようとした。すると、俺の少し前を歩く女がいた。 ツグミだった。 俺は迷わず声をかけた。 『あの…ツグミちゃん?』 「え?」 ツグミは名前を呼ばれ振り返り、俺を見た。 ------- ----------- ---------------
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