想い

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  「ん?どしたん?」 「え?ぅうん、何でもない…。…ていうか、ナオ君近い💦」 「えっ!あっ!!ゴメン💦」 ナオヤは慌てて立ち上がろうとしたが、足が絡まり… 「わっっ!!」 「きゃっっ!!」 ドサッ ナオヤはアサミに覆いかぶさるように倒れ込んだ。 「痛てぇ…はっ!!アサミちゃん大丈夫!?」 「ん~~大丈夫。ナオ君は?」 「あぁ、だいじょう……ぶ…」 その時、ナオヤとアサミの体は密着し、お互いの顔がとても近くにあった。 (や…やべぇ…。もぉ…) 「無理や…」 「え??」 「…」 ナオヤの中でプツンと糸が切れた。 ナオヤは真剣な顔をし、アサミに近づく。 少しずつ…少しずつアサミの口元に。 「ナオ君?何??どしたん?」 「…」 「いやっ!!」 アサミはナオヤから離れようと抵抗した。 が、ナオヤはアサミの両手首を掴み、おさえこんだ。 ナオヤはアサミを愛おしそぅに見つめた。 そして、ナオヤは抑えきれなくなった想いを行動に現した。 「…ゴニョッ…」 「…」 しかし、ナオヤはお互いの唇が触れるか触れないかという所で動きをとめた。      
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