激しい朝

3/3
1175人が本棚に入れています
本棚に追加
/329ページ
旬はドアを開け部屋に入る 渚と玉姫はそれを見守る 『いくぞ?』 「おけ!」 (あい!) 『りお~!おはよ~』 し~~~~~~~~ん 旬はりおを抱きしめた 『起きろ~』 それを見ていた二人が言った 「あ~旬がお姉ちゃん抱きしめてる」 (旬、いけないんだ~) 二人の声を聞き付け一馬が慌ててやってきた 「おい!離れろ」 『やだ!』 「旬…殴るよ?」 『倍にして返すよ?』 「お前…とりあえず姫から離れなさい」 『いやです』 (だ~~!!朝からうるさい(怒)) 『起きた』 「お目覚め?」 (二人共うるさいよ) りおはいつもそんな言い合いで起きる 「だって、旬が」 『だって、渚が』 「だって、お姉ちゃん何やっても起きないもん」 (りおは起きない) りおは玉姫をみてにっこり笑って言う (玉姫、りおじゃなくてママでしょ?) (ママよりりおがいい) りおはため息をついた (はいはい…もういいです) 『じゃ、下にいくよ~』 朝からりお以外は疲れきっていた (レオンおはよ!) 「ベル、みんな疲れきってますね」 (ん?なんで?) その言葉を毎日聞きながら心で泣いているみんながいた 「お姉ちゃん、そろそろ普通に起きようよ」 (りおは低血圧らしい) 『まぁ、寝相も悪いけど寝起きも悪いからな~』 「姫だからいいの」 (パパ、甘すぎだよ) うんうんとみんなが頷く 「えっと…」 (一馬~、紅茶がないよ) 「あっ、待って~今から入れてあげるね」 そんな一馬を冷たい目でみてる三人… 「完全に操られてる」 (りおは最強…) 『俺も操られたいな~』 渚と玉姫は深いため息をついていた 今でもりおにべったりの一馬 旬もレオンもりおには何も言えないし逆に言われるのを待っている やはり最終ボスは強かった…
/329ページ

最初のコメントを投稿しよう!