第三章

3/9

52人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ
 昨日佐々木と別れたコンビニへ行くと、すでにそこには佐々木の車が止まっていた。 エンジンもかかっている。オレは小走りで車へ近づいた。すると佐々木が運転席の窓から顔を出して言った。   『どうだ?体の調子は?』   『調子って…もう全身が痛くて痛くて仕様がないよ。』   『だからしっかりストレッチをしとけって言ったやろ。まぁいい、車にのれ。公園までいくぞ。』   オレは佐々木の車に乗り込み、昨日行った公園へ向かった。   公園へ向かう車の中で佐々木から本日の訓練の指示を受ける。 午前中は昨日と同じロードワーク。午後においては徒手格闘の基本の動き、『突き』と『打ち』を実施するらしい。 聞いただけではイマイチぴんとこないが、実際にやってみればわかるだろう。   そして、車はすぐに公園に到着した。オレ達は車をおりて、ロードワークのためのストレッチを始めた。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加