神様なんて ~カミカゼ~

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『必ず帰るから…。』 アナタが言った 最後の言葉… ムリだって 知っている アナタが 私の前から いなくなった…あの日から 私の 孤独は 始まった。 来る日も 来る日も 涙と 作り笑いが 混ざり合う…… 『神様なんて…』 ある日、アナタに 似たヒトを みかけた 少し ビックリした でも その人を みても 心が 喜ぶことは ない やっぱり アナタじゃ ないと ダメなんだ。 私には アナタが 必要なんだ… アナタと 逢わずに 二年が 過ぎた…。 少しは 大人に なった 私。 アナタが いなくても 笑えるようになっていた ある雨の日 私の前に アナタがいた 帽子を深く かぶった アナタがいた 信じられなかったけど 自然とでる  涙を ふきながら アナタをみる アナタは 笑ってる 私も 笑ってしまう 神様なんて… いないと 思ってたのに また 会える日を 逢える日を くれて… でも 神様… ここからは アナタには 頼らない。 私の 愛で 私の ちからで 守っていくから 静かに 見守ってください もう 何が あっても 握った 手は 離さないから この人に ついて行く
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