第二章≡空想じゃない≡

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俺は思わず苦笑い 「えぇ、実は彼女にフラれて……」 なんで見ず知らずの老人にこんなことを話すんだと思ったが止まらなかった。 「こんな日に別れるって俺もついてないですよ………」 だんだん愚痴になっている。 「えぇ、もうサンタクロースに新しい彼女をプレゼントして欲しい気分ですよ…。 まぁ、サンタクロースなんているわけないんでしょうけどね………」 そう言い終わると今までうんうんと頷きながら聞いていた老人が口を開いた。 「そんなことありません。 サンタクロースはいますよ。」 と言い、微笑んだ。
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