第二章≡空想じゃない≡

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… …… ………… …………………… 「そうなんですか~あなたがあの有名なサンタクロースだったんですか~」 俺はすこし沈黙した後、棒読みで言った。 『………え?今なんて? 私がサンタクロースです?』 驚いて老人を見たが老人はうんうんと頷いていた。 『ワタシガサンタクロースデス!? いやいやいやいや、ないないないない!』 俺は精一杯落ち着こうとした。 でも落ち着こうとすればするほど混乱していった。 「まだ信じられないという顔をしてますね」 老人は俺から目を離さずに言った。 .
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