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「そうなんですか~あなたがあの有名なサンタクロースだったんですか~」
俺はすこし沈黙した後、棒読みで言った。
『………え?今なんて?
私がサンタクロースです?』
驚いて老人を見たが老人はうんうんと頷いていた。
『ワタシガサンタクロースデス!?
いやいやいやいや、ないないないない!』
俺は精一杯落ち着こうとした。
でも落ち着こうとすればするほど混乱していった。
「まだ信じられないという顔をしてますね」
老人は俺から目を離さずに言った。
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