第三章≡夢より確かな現実≡
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ゲートをくぐったそのさきはさっきまでの穏やかな気候が恋しくなるような猛吹雪だった。 「寒ッ、いや、痛い!?」 まさに身を刺すような寒さだった。 「急ぎましょう、早くしないと本当に凍え死にますよ」 本当に物事をはっきり言う人だ。 俺は必死に老人についていった。 こんな見ず知らずの土地で死にたくはないし 万が一死んだら絶対に日本には戻れやしない気がしたからだ。
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