第三章≡夢より確かな現実≡

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「ご苦労様ですレナ、どうぞ入ってください」 アレスさんはそういうと部屋の扉が静かに開いた。 「今年はいつもより人数が多いから大変ですよ~」 喋りながら入ってきた人を見て俺は目を疑った。 その人にはなぜかネコミミとしっぽがついていた。 『サンタの所までネコミミつけた人が……世も据えたなぁ、おい』 そう思いながら見ているとネコミミをつけた人と目があった。 「な゙……アレスさん、何でヒューマがこんな所にいるんですか!?」 その人は俺のことを指さしながらアレスさんに詰め寄った。 「まぁ、落ち着きなさいレナ、この人には今夜仕事を手伝っていただくんですよ」 アレスさんは焦ることもなく説明した。 それはそうと…… ヒューマってなんだ?
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