平治元年(1159年)

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 牛若は、鞍馬寺に預けられた後、学問を学び経を読み、僧の道を進んでいた。  まだ牛若は自分の出自を知らなかった。だから僧になることが当たり前だと思っていた。  しかし、ある日牛若は父親の乳兄弟という男から自分の父親が義朝であることを知り朝に夕に平家を倒すことを考えるようになり、人目を忍んでは兵法書を読み武芸を学び始めた。  そんな頃だった。牛若は一人の少女に出会った。
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