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毎日寝て過ごす事が多くなっていた。
今日も熟睡。夢を見ていた。
今現在、駒澤先生がそばに居る設定。
「先生!久しぶり。元気だった。」
「どうした。野崎。昨日も会ったろ?何、寝惚けてんだよ。」
「あ、そうでした。」
何故か毎日会ってる雰囲気の会話で夢の中の私が羨ましい。
「先生。実は言って置きたい事が。」
「何だ?」
「私ね。先生の事が、ずっと好きだったの。」
「…。」
あの頃、言えなかった事を夢の中でだけど言えた。
「野崎。ありがとう。俺も好きだよ。」
思いもよらない返事。夢の中だろうがドキっとした。
「卒業して8年間、先生の事忘れた事無かったんだ。」
「俺もだよ。あの頃は教師と生徒だったけど、今は野崎も、あの頃の俺の年齢になったもんな。」
「先生!」
私は抱きついた。
「野崎にコレあげるよ。」
ピンクの携帯ストラップ。可愛い。早速、携帯に付けてみた。
「野崎の携帯の色にピッタリじゃないか。」
「ありがとう。先生。」
「おぅ。」
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