③Dream

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毎日寝て過ごす事が多くなっていた。 今日も熟睡。夢を見ていた。 今現在、駒澤先生がそばに居る設定。 「先生!久しぶり。元気だった。」 「どうした。野崎。昨日も会ったろ?何、寝惚けてんだよ。」 「あ、そうでした。」 何故か毎日会ってる雰囲気の会話で夢の中の私が羨ましい。 「先生。実は言って置きたい事が。」 「何だ?」 「私ね。先生の事が、ずっと好きだったの。」 「…。」 あの頃、言えなかった事を夢の中でだけど言えた。 「野崎。ありがとう。俺も好きだよ。」 思いもよらない返事。夢の中だろうがドキっとした。 「卒業して8年間、先生の事忘れた事無かったんだ。」 「俺もだよ。あの頃は教師と生徒だったけど、今は野崎も、あの頃の俺の年齢になったもんな。」 「先生!」 私は抱きついた。 「野崎にコレあげるよ。」 ピンクの携帯ストラップ。可愛い。早速、携帯に付けてみた。 「野崎の携帯の色にピッタリじゃないか。」 「ありがとう。先生。」 「おぅ。」
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