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起きた私の手の中には熊のヌイグルミ…。
これは絶体、夢なんかじゃ無い。こんなの…。
携帯電話を手にし、8年前にゲットした先生の番号にダイアル してみた。
『トゥルルルル…
トゥルルルル… トゥルルルル…
トゥルルルル… トゥルルルル…
ブッツ プープープー』
切られた。
先生、番号変えたのかな。
私は一度の電話で諦めた。
毎日の様に先生の夢が続き現実か夢なのか分からない境目で過ごして居た。
そんな、ある日の夢。
私は先生のアパートに居た。
今日は先生の誕生日。
色々、買い物して手料理でご馳走!
先生の大好きな唐揚げに肉じゃがご飯に味噌汁・焼き魚・サラダ。
聞いた感じ祝い事なのに、こんなもんって思えるけど先生が言ってたリクエスト。
「先生!出来たよ。」
「うわぁ~旨そうだな。頂きます。」
先生は、美味しそうに全部食べてくれた。
「よく、こんな沢山食べたね?」
「野崎!お前って料理上手いんだな。また、頼むよ。」
またって言わず毎日で良いのに。先生ったら。
「野崎!お前、もう少し夢の中で居てくれ。」
「うん。任せて!寝るだけは大得意。」
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